美濃市中心に位置する小倉山にある「小倉公園」。小倉山一帯にヤマザクラ、シダレザクラなど1000本もの桜が咲き乱れる。深夜までライトアップがされるのもうれしいところ。
開花中、様々なまつりが行われ、小倉公園近くにある八幡神社を中心に市街地を「花みこし」が練りまわる「美濃まつり」は必見!
八幡神社の春を呼ぶ、華麗な祭礼。毎年、4月の第2土曜日と日曜日に行なわれています。土曜日は美濃和紙で飾られた大小30基余りの花みこしが、若い衆にかつがれ町の中を練り回ります。
その様子は勇壮・華麗、まるで満開の桜が乱舞するようです。
日曜日は6輌の山車と練り物が出ます。山車は、いずれも江戸時代に製作されたものです。練り物は、御伽噺にでてくる桃太郎、浦島太郎、花咲爺さんなどが登場し、八幡神社に集合します。
祭りの歴史と町民文化をうかがわせる貴重なものです。
両日の夕方から美濃流し仁輪加が町の辻々で15町内の若衆連がおもしろ、おかしく寸劇を演じます。
仁輪加は、江戸時代後期に始まった落のついた即興劇で、風刺と洒落をきかせた話術と動作が特徴です。仁輪加車に提灯を取り付けた松の木と、大小の太鼓を固定させ、笛・鼓・三味線などと一諸に各町内伝統のお囃子をかなでながら、町の中を流して歩き、町の辻々で仁輪加を演じることから流し仁輪加と呼ばれています。この流し仁輪加は全国唯一のものです。
2024年は8月4日に行なわれます。夏の夜の風物誌として受け継がれてきました音と光の競演。夢や願いを大空に打ち上げる夢花火を広く内外の方に呼びかけています。
毎年10月中旬に開催され秋の夜の風物詩となり県内外から多くの観客が訪れます。美濃和紙を使って創作したあかりのオブジェが国内外から出展され「うだつの上がる町並み」を彩どる。
1300年の伝統を誇る美濃和紙が持つあたたかみ、やわらかさと独創的なフォルムが融合したあかりのオブジェは、うだつの上がる古い町並みを舞台に幽玄の美を繰り広げる。
美濃市観光協会
大矢田神社周辺には、ヤマモミジの樹林が広がり、中でも社殿の東側モミジ谷一帯には、ヤマモミジの木が折り重なるように生い茂っています。秋が深まると一斉に色ずき、その見事な景観からモミジ谷と呼ばれるようになりました。
約3,000本のヤマモミジ樹林が昭和5年に国の天然記念物に指定されており、秋には、「もみじまつり」が毎年行われ多くの観光客が訪れ、五平餅みそおでんに舌鼓を打たれます。
国・選択無形民俗文化財(平成11年指定)大矢田神社で毎年、春と秋に行なわれるお祭りです。
「ひんここ」とはお囃子より出た呼び名で、笛、太鼓、摺鉦で単純な節を繰り返す中、おろち(大蛇)が農民を次々に襲い喰っていく。最後に残った須佐之男命(すさのおのみこと)が現れて大蛇を退治する物語を演じます。五穀豊穣を祈願する素朴な人形劇です。